メモ:薬局のポイント制度とかかりつけ薬局

賛否両論ある薬局でのポイント制度。
というか、世の中的には賛成派が大多数、ということになっているらしい。
私自身は、強く反対するわけではないけど、この流れがどんどん強くなって
付加価値をたくさん付けるような方向に薬局のサービスが行くとまずいと思うので、
どちらかと言うと反対という立場なんだけど。
ただ、この前ある薬局薬剤師の方(ポイント制度を導入されている)からお話しを伺って、
なるほどそういう効果もあるのかと思ったのでメモ。

薬局がポイントを導入することで、結果的に患者さんが処方箋を1つの薬局に集めてくれるということが増えたらしい。
複数の医療機関を受診している患者さんでも、それまではそれぞれ門前の薬局に通っていたのが、
ポイントが貯まるようになってからは1箇所の薬局を使うようになった。
つまり、かかりつけ薬局を持つようになったということだ。

これはなるほどと思った。
そもそも医薬分業の大きな意義はかかりつけ薬局を患者さんに持ってもらうことだと思うが、
多くの医療機関に門前の薬局がある現場ではなかなかそれは難しい。
しかし、ポイントが貯まるようになればできるだけ1箇所に処方箋を集約するようになる。

そういう効果があるなら、ポイント制度も悪くないかなと思った。
ただ、ポイント等による競争が加熱し過ぎないように、監視したりルールを設ける必要はやはりあると思うが。