臨床試験、人体実験

｢臨床試験は人体実験ではないのに、そのことが一般の人にあまり理解されていない｣
といった趣旨の文章を読んだ。
けれど、それって本当なのか。
臨床試験と人体実験の違いって何なのか。

こう言うと、人体実験とは何ぞやっていう言葉の定義の議論になるのかもしれないけれど、
それは本質ではないと思うので…。

どっちかというと、人体実験か否か、というよりは、
倫理面・安全面などから考えて適切か否か、ということなのではないか。
こういった面から考えて、不適切なものが、いわゆる「人体実験｣なのだろう。
でも、しっかりデザインされルールに則った臨床試験だって、実験の一種であることに変わりはないのじゃないか。

人体実験という言葉の響きがよろしくない、というのは分かりますが。